世界王者が母国のドーピング問題に落胆の意を示した。

10月の世界選手権個人総合金メダリストのニキータ・ナゴルニー(22=ロシア)が3種目の演技後に取材に対応。

世界反ドーピング機関(WADA)がロシア選手団を東京五輪・パラリンピックなど主要大会から4年間除外するとの処分を決定したことに、「この問題に関しては、がっかりしている。こういった結果になり、ドーピングをやった選手ではなく全員が罰せられるのは公平ではないと思う」と述べた。

ロシアは世界選手権の団体でも金メダルを獲得し、東京五輪の金メダル最有力候補。国内の代表選考も不透明な状況だとし、「これから裁判所でうまく解決されて、何もやっていないアスリートにとって良い方向に進んでいけばいいと思う」と願った。