女子1000メートルで平昌五輪金銀銅メダルの高木美帆(25=日体大助手)が、1分14秒89で2位に入った。同3000メートルは5位だったが、国内最高となる4分5秒17をマークした。男子500メートルでは13日にW杯初勝利を挙げた村上右磨(27=高堂建設)が日本勢最高の3位。男子団体追い抜きの日本はロシアに次ぐ2位だった。

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女子1000メートルで高木美が今季自己最高となる2位に入った。400メートル通過後のコーナーではバランスを崩してリンクに手をついてしまうアクシデントも「体を内側に寄せすぎたかも。だけど気持ちは切らさなかった」と落ち着いていた。流れに身を任せて状態を戻し、そのままレースを続け表彰台をキープをした。

バランスを崩す直前までのスピードに乗ってコーナーに入る感覚は手応えを得た。「あそこでいかに回るかですよね」。1分14秒89のタイムについても「よく頑張ったなと思う」と自らに及第点を与えた。その後に出場した3000メートルでは国内最高記録。3周目以降は32秒前半のラップを刻み続けた。「久々にまとまったレースができた。悪い方ではない」。今季は調整方法など試しているシーズンで「どんどん殻を破っていかないと」と貪欲だった。