3年ぶり22度目の優勝を狙う桜花学園(愛知)が95-61で大阪薫英女学院を下し、決勝進出を決めた。

桜花学園はナイジェリアからの留学生で186センチのセンター、オコンクウォ・スーザン・アマカ(2年)がゴール下を制圧した。リバウンドはオフェンスで6、ディフェンスで9の合計15を数え、前半だけで19得点をマーク、後半は7分弱の出場で8得点を挙げた。

井上真一コーチは「あの子のリバウンドは助かる」とアマカの高さを生かしたプレーを評価。「日本に来た時は素人に近かったが、2年で成長した。まじめで明るい子。仲の良い3年生に優勝して卒業していってほしいという気持ちもある」とその人間性の良さもたたえた。

決勝での顔合わせが見込まれる岐阜女については、同コーチは「今年はPGとSGがしっかりしていて安定感がある。攻撃は林の3ポイントと藤田のジャンプシュートが中心。3ポイントを止めるのがゲームのカギになる」とSF林真帆(3年)らのアウトサイド攻撃を警戒していた。