全国高校ラグビー大会で、初の単独優勝を達成した桐蔭学園(神奈川)が8日、横浜市青葉区鉄の同校に凱旋(がいせん)し、優勝報告会を行った。

御所実(奈良)を下した7日の決勝から一夜明け、藤原監督は「花園まで、たくさんの人が足を運んでくれた。いろんな方に支えられて優勝できた」と感謝し、喜びを語った。

選抜大会、7人制と合わせ、今季は3冠。SO伊藤主将は「常に100%を出そうと言い続けてきたのが実った」と語った。1年時から花園に出場し、3年間で金、銀、銅3つのメダルを獲得し「コンプリートしました」と笑顔を見せた。連覇を託す後輩には「全部良かったわけではないので、まねして欲しくない。新しい形で頑張って」とエール。4月からは早大に進学し、日本代表入りを目指す。「次(23年)のW杯に出場したい」と新たなステージでの決意を語った。【松熊洋介】