競泳女子で2大会連続五輪出場を目指す五十嵐千尋(24=T&G)が15日、都内で所属先の職場体験として、ウエディングドレスを試着した。米ニューヨークの新作ドレスに身を包んで「ゴージャスな感じで、身が引き締まる思いがします」と笑顔を見せた。

五十嵐は18年春に日体大を卒業して、ウエディング業界の「T&G(テイクアンドギブ・ニーズ)」に入社。競技中心の生活を送りつつ、月1度は都内の本社や各店舗を回る。社の仕事の理解に努めており、最近はブーケ作りなども行った。会社の応援も受け、16年リオデジャネイロに続く五輪を出場を目指している。

五輪代表選考を兼ねた4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)では、200メートル、400メートルの自由形で個人での代表入りを目標に取り組む。また800メートルリレーでも中心的な役割が期待されている。昨夏の世界選手権は不完全燃焼に終わったが「気持ちは切り替えられた。2020年は失敗できないので、頑張りたい」と新たにした。