トップリーグ昇格2季目の日野が、NEC相手に今季初勝利を挙げた。ヤマハから移籍してきたロックのディネスバラン・クリシュナン(31)やU20ニュージーランド代表経験を持つWTBチャンス・ペニー(25)ら新戦力が躍動、41歳のプロップ久富雄一、36歳のフランカー佐々木隆道らベテラン勢ともマッチして、何度も効果的なアタックを決めた。

細谷直監督(55)は「ウチは生え抜きより、外国人選手も含めてよそから来た選手が多いけど、みんながウチのプランを理解してくれている。勝手なことをする選手がいない」とうれしそう。開幕戦はNTTコミュニケーションズに20-29と惜敗したが、開幕2戦を“格上”相手に1勝1敗とした。TL1年目の昨季は14位。「今季はトライを生み出すチャンスを作れている。もう少し“息の根を止めるプレー”ができるようになれば」と同監督は、第3節以降に思いをはせた。