九州の逸材が五輪で羽ばたく-。

W杯日本代表WTB福岡堅樹(27=パナソニック)に憧れる福岡高CTB谷山隼大(3年)が、先輩に続く同校からの日本代表を目指す。W杯の福岡の活躍に「身近で憧れ。世界トップクラスのスピードがすごかった」と言い「大学でステップアップし日本代表を目指したい。五輪も出てみたい」と夢を描いた。

福岡と同じ玄海ジュニアラグビースクールで育ち、小6時、福岡のおさがり練習着で練習していたという。いとこが、福岡と同学年で10年花園に出場した縁もあり「プレーが格好良くて」と憧れの福岡高進学を決意した。中学から、福岡の父が営む歯科医院で作ったマウスピースを愛用するなど身近な存在だった。

ラグビーと同時期に小1から6年間続けた相撲で足腰が鍛えられたコンタクトに自信を持つ。中学では、ラグビースクールに通う傍ら陸上部に所属、中3でやり投げ県3位、幅跳び県8位など運動神経抜群でまだ伸びしろ十分だ。第1志望は早大。名門校でのさらなる成長を望んでいる。

◆谷山隼大(たにやま・はやた)2001年(平13)12月10日、福岡・福津市出身。福岡大ラグビー部出身の父の影響で小1から玄海ジュニアラグビークラブで始め、福間東中では陸上部にも所属。福岡高ではBKだが、U-17や高3で優勝した国体(東福岡主体)はFWを経験。50メートル走6秒3。183センチ、86キロ。家族は両親と姉、妹2人。