バスケットボール女子のWリーグは昨年末から2カ月の中断期間に入っている。開幕から14連敗中の新潟BBラビッツの次戦は2月22、23日のホーム山梨クィーンビーズ戦(五泉市村松体育館)。リーグ戦再開まであと1カ月。小川忠晴監督(50)がチームの立て直しと後半戦にかける意気込みを語った。

BBラビッツは、リーグ12チーム中、唯一未勝利で12位。再開初戦の11位山梨戦は、まず1勝がチームの合言葉だ。

-中断期間に重点的に取り組んでいることは

小川 まずシューティングの練習を増やした。年末年始はそこに費やした。ただ打つだけでなく、動きの中でバランスを取りながらなど。シーズン中には本数を重ねる練習はなかなかできないので。

-結果が出ていない中でも、成長が見えている部分は

小川 クロスゲームに持ち込む時間帯は長くなった。リードする展開にも持ち込めるようになった。前半戦の最終戦だったデンソー戦(昨年12月21、22日)はオープンからのシュートも多く、積極的に打つ意識が見えた。ただ、1つのミスから相手に流れを持って行かれると、取り戻せなくなる。そこを修正しなければならない。

-そのために必要なことは

小川 1つはオフェンスの状況判断。ノーマークや1対1でも勝負せずに簡単にパスをする場面が目立つ。思い切ってシュートを狙ったり、ファウルをもらいにいったり。得点につながるプレーを考えないと。技術的には「キャッチアンドシュート」を意識させている。再開までは1カ月あるので、この間に練習試合などで調整したい。

-後半戦、チームで意識することは

小川 先を見ずに目の前の1戦に集中すること。その意味でも山梨戦の初戦に全力を尽くす。選手もそれはわかっている。