【メルボルン=吉松忠弘】日本テニス界の「ドラゴン」が復活だ。主催者推薦のアジア枠を獲得し本戦出場の世界ランキング146位、伊藤竜馬(31=北日本物産)が全豪7年ぶりの勝利を挙げた。女子では同103位の日比野菜緒(25)が全豪初勝利を挙げた。

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日比野が4度目の全豪本戦出場で初勝利を挙げた。過去0勝2敗で14年全米ベスト4の相手は、最終セットに足がけいれん。大接戦で粘り勝ちしたが、日比野は「自分のパフォーマンスには満足していない。たまたま相手がああいう状態になって勝てただけ」と反省しきり。

現在、コーチと取り組んでいる攻守の切り替えを、次戦では発揮したいところだ。