東京オリンピック(五輪)に向け、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)を代表選手が独占的に使用できるようにするなど、スポーツ界が特別態勢を組むことが23日、分かった。一部競技は東京・晴海の選手村の代わりにNTCを大会中の生活拠点とする方向で、通常は午後9時に閉まる施設内の食堂を24時間稼働とすることも検討。金メダル30個の目標達成へ、地の利を最大限に生かす。

NTCは4月以降、段階的に利用者を絞り込み、最終的に代表に決まった選手や練習相手、関係者に限定。競技に集中できる環境を整える。宿泊施設も備えており、バドミントンや体操などが本番時の利用を希望しているという。日本オリンピック委員会はNTCから競技会場に直接、行けるよう大会組織委員会と協議している。支援拠点は選手村からアクセスしやすい臨海部にも設置。7月から利用する計画で、食事や疲労回復などで後押しする。

NTC練習施設も五輪仕様に切り替え、調整に万全を期す。柔道の畳やレスリングのマットは本番で用いられる中国製に替え、体操も五輪で採用される器具の搬入を進める。

パラ選手に対しても同様の特別態勢をとる。