高梨沙羅(23=クラレ)が合計233・6点の4位で、王手をかけている個人通算100度目の表彰台に届かなかった。1回目91メートルで4位で折り返し、2回目92メートルに距離を伸ばしたが、順位を上げられなかった。2回目に最長不倒99メートルを飛んだキアラ・ヘルツル(オーストリア)が今季2勝目を挙げた。丸山希(明大)は11位、伊藤有希(土屋ホーム)は13位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は21位。

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高梨の記録達成は2戦連続でお預けとなった。1回目、ルンビ(ノルウェー)ら有力選手も苦しむ条件のなか91メートルで4位と好位置につけたが、2回目は92・5メートルと大きく伸ばせず順位を上げられなかった。今大会からスキー板を替え「まだ慣れていない。もうちょっと飛ぶ本数が必要かな」。あと1歩で届かなかった100度目の表彰台には「特に意識はしていない。いい内容になればついてくると思う」と話した。