埼玉上尾がデンソーにストレート勝ちし、3位となった。2人の外国人選手らが得点を重ね、勢いに乗った。デンソーはサーブやトスで細かなミスが目立ち、4位で今シーズンを終えた。

序盤でリードを許しても、追い上げる自信があった。第1セットを25ー22で奪ったが、第2セットは、中盤まで先行された。チーム最年長のシュシュニャルカタリナ(36)が、気を吐いた。味方を鼓舞する強烈なスパイクで逆転に貢献。25ー22で振り切った。第3セットは、中盤以降引き離し25ー20。デンソー主将の鍋谷友理枝(26)らの猛攻をしのいだ。

主将の井上美咲(25)は「点差を離されても『今日はいける』と思っていた」と振り返り、「勝てて最高です」喜んでいた。吉田敏明監督は「前日の敗戦から短い期間で、選手達がよく切り替えることができた」とたたえた。

敗れたデンソーの川北元監督は「敗戦を糧に来期以降のチームの成長につなげたい」と話していた。