JTマーヴェラスが岡山シーガルズを3ー2で退け、9季ぶりの栄冠を手にした。

優勝は前身のプレミアリーグを制して以来。今季2度戦って共にストレート勝ちした相性の良い相手だったが、試合はフルセットにもつれる苦しい展開になった。

幸先よく1セット先取したが、岡山シーガルズの反撃に遭った。第2セット、第3セットを取られ、後がなくなった。救ったのは、米国代表のドールズアンドレア(26)。攻守にわたり持ち味を発揮した。高さを生かしたスパイクやブロックで、流れを呼び込み第4セットを取り返した。最終セットは相手に隙を与えず連取し、令和初のVリーグ王者に輝いた。

吉原知子監督は準決勝を控えた24日の記者会見で「(今シーズンは)一戦一戦戦って、チームが成長を感じたようやく。やれる準備はしてきた。期待して下さい」と大舞台を前に自信をのぞかせていた。試合後の優勝インタビューでは「選手たちはとても頼もしくなった」と偉業をたたえた。