パナソニックがキヤノンを51-17で退け、開幕からの連勝を4に伸ばした。主将のフッカー坂手淳史(26)が、開始早々に危険行為で退場。試合の大半を14人で戦うことを強いられたが、劣勢をはねのけた。3トライ差以上のボーナスポイント1点を含む勝ち点5を獲得し、首位を快走している。

前半2分、坂手の守備がが危険行為に当たると判断され、レッドカードの一発退場。直後にトライを奪われ、暗雲が垂れこめた。

しかし、前節まで首位のチームに焦りの色はなかった。日本代表SO松田力也(25)を中心に細かいパスワークで切り崩し、押し気味に展開。前後半合わせ7トライを奪い、逆転勝ちした。

敗れたキヤノンは今季2敗目。12シーズン在籍した古巣との試合に先発出場したSH田中史朗(35)は、途中交代した。田中は「ボールを動かしているときは、良い形で回せた。最後までハードワークができなかった」と悔やんだ。