2020東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は6日、パラリンピック聖火リレーの概要を発表した。リレーは五輪閉幕後の8月13日、聖火リレーフェスティバルとしてスタート。開催4都県を除く43道府県の各地で採火された後、学校や病院、パラリンピックゆかりの地などを訪問(聖火ビジット)し、17日までに県ごとに統合されて東京へ送り出される(出立)。

開催4都県も、それぞれ各地で採火。静岡は18日、千葉は19日、埼玉は20日、東京は21日に聖火ビジットと聖火リレーを行い、東京へ出立する。また、パラリンピックの原点でもある国際ストーク・マンデビル競技大会が行われた英国ストーク・マンデビルでも採火し、東京へと送られる。

21日夜には、都内で各道府県と英国から送られた火を1つの炎へ統合。翌22日からは都内をリレーされ、25日の開会式に運ばれる。

各地の採火方式はマイギリ式や火打ち石、太陽光を使ったものなど多岐にわたる。また、障がい者施設や成人式の会場など採火場所もさまざまだ。パラリンピック聖火リレーのコンセプトは「Share Your Light」(あなたは、きっと、誰かの光だ。)。さまざまな火が1つに統合されることが、多様性の象徴になる。