韓国の15歳、劉永(ユ・ヨン)が自己ベストの223・23点で2位に入った。表彰式では10年バンクーバー五輪金メダリストの金妍児(キム・ヨナ)さん(29)から祝福を受け「ドキドキしました」と“ご褒美”を喜んだ。

地元開催で輝きを放った。冒頭は浜田コーチの指導で磨いてきたトリプルアクセル(3回転半)。2・67点の加点を導く好ジャンプで流れに乗り、ルッツ-トーループの連続3回転など次々にジャンプを成功させた。回転不足となった3回転フリップ以外にミスはなし。「キス・アンド・クライ」で得点を確認すると、拍手で喜びを表現した。

今季の韓国選手権で3連覇を達成し、憧れの金妍児さんに続く逸材として注目を集める。記者会見場では多くの韓国メディアに囲まれ、注目度は急上昇中だ。切磋琢磨(せっさたくま)する紀平にとっても、励みになる存在となっている。