新潟アルビレックスBBが連敗を阻止した。島根スサノオマジックを93-82で破り、前日8日の1戦目(60●75)の借りを返した。PG五十嵐圭(39)が今季自己最多の25得点をマーク。PFニック・パーキンズ(23)が31得点、負傷から8試合ぶりに復帰したPFラモント・ハミルトン(35)が19得点とスコアメーカーがポイントを重ねて島根を振り切った。

五十嵐の気持ちの強さが数字に表れた。「今日はしっかり勝たなければならなかった」。3点シュートを5本成功。インサイドの成功率は75%、フリースローは80%と精度の高いシュートでチームをけん引した。

この日もターンオーバーからの失点31、最大22点差をつけながらも第4Q途中に3点差に迫られるなど、試合内容そのものは課題が残った。ただ、リーグ全体順位の下位4チームで行われるB1残留プレーオフ付近を漂う新潟は何より結果が欲しい状況。「目の前の試合をしっかり戦っていきたい」。五十嵐の表情が緩むことはなかった。