20年東京オリンピック(五輪)の計画状況を話し合う国際オリンピック委員会(IOC)との事務折衝が14日閉幕し、新型コロナウイルスの影響が広がりつつある中、IOCと組織委は大会の中止や延期、無観客試合などの対応は考えていないと否定した。

IOCのジョン・コーツ調整委員長は世界保健機関(WHO)から中止や延期の必要性はないとアドバイスを受けていると明かした。さらに多くの中国選手は現在、国外で調整しているとの情報を紹介した。

日本政府は現在、中国の湖北省、浙江省に滞在歴がある外国人らの入国拒否を決めているが、コーツ氏は「日本政府の要件に従う。(入局拒否対象地域に関わり五輪本番に出場する場合)別の国から直行で来てもらえれば問題ない」と話した。本大会まで収束しなければ、中国選手が本国に帰れないまま、本番を迎える可能性も出てきた。

中国人の観客も同様に対処する。外国メディアから新型コロナウイルス関連の質問が目立った。