NBAのウィザーズに所属する八村塁(22)が14日(日本時間15日)、オールスター(16日)の前座にあたるライジング・スターズに日本人として初めて出場し、約20分間で14得点、7リバウンド、3アシスト、1スチールを記録した。プロ2年目までの若手有望株が競演する試合で、八村は世界選抜の一員として、米国選抜と対戦した。

先発で出場した八村は第1クオーター(Q)開始早々にダンク成功。さらに昨季の新人王ドンチッチからのパスを空中で受け、そのままリングにたたき込むアリウープも決めた。その後もダンクを続けざまに沈めるなど、一旦退くまで約6分間プレーし、第1Qを終えた時点でチーム最多8得点を挙げた。

第2Q途中からコートに戻り、得意のミドルレンジからのジャンプシュートを決めるなど4得点を加えた。前半を終えて12得点4リバウンド3アシスト1スチール。ゴンザガ大時代のチームメートのクラークとも息の合ったプレーを見せた。

3Qではシュートを打つ場面がなかったものの、第4Qでは味方シュートのこぼれ球をつかんでダンクで押し込んだ。

八村は試合前に「この舞台に来ることができてすごく楽しみ。僕のダンク、ミドルシュートを見せられたら」と意気込みを語っていたが、その言葉通りの活躍でスタンドを沸かせた。

鼠径(そけい)部のけがで一時戦列を離れた八村だが、レギュラーシーズンの前半戦を終えた時点で30試合に出場し、1試合平均約14点を記録するなど活躍している。