東京が彩たまを下し、2年連続1位通過で3月14日に東京・両国国技館で行われるファイナル進出を決めた。世界ランキング5位の張本智和(16)が欠場したものの、東京五輪代表の同12位丹羽孝希(25)、同15位水谷隼(30)が活躍し、彩たまに快勝した。

丹羽が第1試合のダブルスと第3試合のシングルスで2点を挙げた。2試合目は3-0とストレートだったが、中身を見れば11-10、11-10、11-8と接戦。勝利の瞬間、クールな丹羽が珍しくベンチに向かってガッツポーズを見せた。対戦相手が同23位のピッチフォード(イングランド)だったため「ライバル選手なので、より集中力が出た。そういう中で勝てたのは自信になった」と手応えをつかんだ。

第2試合は水谷が、ワールドツアーで優勝経験もある松平にフルゲームで勝利。「競れば競るほど自分は強くなる」と、五輪に向け頼もしい発言も飛び出た。ファイナルへリーグ1位通過できたことに「1位で気持ち良く通過してファイナルを迎えたかった。2連覇、絶対にしたい」と気持ちを高ぶらせた。