萩野公介(25=ブリヂストン)が失意のレースから一夜明けて2位に入った。予選は2分0秒79の全体1位で通過。決勝は前半の100メートルを55秒55のトップで折り返した。最後は1分59秒23の2位だった。

第1日の15日は、16年リオデジャネイロ五輪金メダルの本命種目400メートル個人メドレーに出場した。しかし精彩を欠いて4分20秒42の4位に終わった。レース後は「タイムは遅かったが、いまの僕はこれかなと。格好悪いレースというか、(代表選考の)日本選手権前で最後の400メートル個人メドレーでもっといい泳ぎとタイムと思ったが。レースに臨む前に少し怖くなったり、いいところなくこういうレースをしてしまった」と口にした。それでもこの日の予選後は「(前夜は)ぐっすりと寝ました。午後9時半ぐらいに」。仕切り直して、レースに臨んだ。

同種目は、16年リオ五輪と17年世界選手権で、ともに銀メダルを獲得している。400メートル個人メドレーに続く得意種目といえる。

五輪代表は、昨夏の世界選手権金メダル瀬戸大也がすでに内定。残り1枠は、代表選考を兼ねた日本選手権(4月1~8日、東京アクアティクスセンター)での一発勝負になる。日本水連が定めた派遣標準記録1分57秒98をクリアして、瀬戸を除く日本人最上位になれば、代表に内定する。

萩野は同種目で日本記録1分55秒07を持っている。