【ベルリン(ドイツ)=阿部健吾】ローレウス財団による「世界スポーツ賞」の授賞式が17日(日本時間18日)にドイツ・ベルリンで行われ、年間最優秀チーム賞で、昨年日本で開催されたラグビーW杯で優勝した南アフリカ代表が選ばれた。

登壇したシヤ・コリシ主将(28)は「母国がいろいろ苦労している中、一眼となって努力した。チームメート1人1人がさまざまな苦難を乗り越えることで、いろんな人に力を与えられた。国を1つにできた。アスリートに言いたい。あなたは1人でなく、さまざまな人の心をインスパイアできる。人生を変えることが出来る。それを忘れないでほしい」とスピーチした。

◆ローレウス財団 00年に発足され、「スポーツの力で1つになる」との命題を基に、世界40カ国で社会貢献活動などを展開する。さまざまな競技での伝説的選手がメンバーに名前を連ね、「世界スポーツ賞」の授賞式は「スポーツ界のアカデミー賞」とも称される。日本では内村航平、香川真司、杉山愛さんが大使を務める。18年には大坂なおみが年間最優秀成長選手賞に輝き、日本人初の受賞となった。