パナソニックが今季のリーグ戦における「関西初見参」で、開幕6連勝を飾った。3トライ差以上のボーナスポイントも獲得し、勝ち点30で首位をキープした。

後半20分、19年W杯日本代表プロップ稲垣啓太(29)が途中出場を果たすと、会場がこの日一番の大歓声に包まれた。小さい子どもからは「稲垣、頑張れ~!」の声。試合前には雨が降る悪天候だったが、屋根のないバックスタンドにも多くの観客が駆けつけた。

前半5分には相手に先制PGを許し、追う展開。だが、同22分に右ラインアウトからモールで逆転トライを奪うと、一気にギアを入れた。14-3の同33分にはW杯日本代表CTB松田力也(25)が、相手のパスをインターセプトしてトライ。主導権を手放さなかった。

この日は前節の東芝戦に先発したフッカー堀江翔太(34)、南アフリカ代表CTBダミアン・デアリエンディ(28)らがベンチ外。それでも選手層の厚さを見せつけた。

次節は29日、埼玉・熊谷ラグビー場でNTTコミュニケーションズと対戦する。