【デュッセルドルフ=峯岸佑樹】女子63キロ級でリオデジャネイロオリンピック(五輪)代表の田代未来(コマツ)と、同70キロ級で17、18年世界女王の新井千鶴(三井住友海上)も優勝し、代表入りがほぼ確実となった。

   ◇   ◇   ◇

女子70キロ級で17、18年世界女王の新井千鶴(三井住友海上)は「シンプル」をテーマに臨んだ。3連覇を狙った昨夏の世界選手権は3回戦負け。11月のGS大阪と12月のマスターズは3位が続き「(代表選考を考えすぎず)シンプルに金メダルを取る。それだけを考えた」と9カ月ぶりの大会制覇を喜んだ。

リオ五輪は代表を逃し、「その時の悔しさがあるから現役を続けている。2度と同じ思いをしたくない」と初の夢舞台を見据えた。