八尾ラグビースクール(大阪)が、決勝で芦屋ラグビースクール(兵庫)を15-10と振り切り、初優勝した。

「八尾の松島幸太朗」井上将悟(6年)がハットトリックの活躍。前半に立て続けに2トライを決めてリードすると、10-5に詰め寄られた後半にも、味方のキックパスに鋭く反応し、左隅にガッツポーズしながら笑顔でトライ。「ここで(トライを)取らないと負けるというくらいの気持ちで走った。キックの質も良かった。1年生からラグビーを始めて、日本一という目標で6年間やってきたので、うれしい。松島選手みたいにランやパスもうまくて、フィジカルもすごい日本代表になりたい」と力強かった。

再び1トライ差となった試合終了間際には守備で耐えた。相手攻撃を必死にタックル。同点トライかと思ったラストプレーでは主審が手で数十センチ届いていないことを示すと、ノーサイドの笛。ピッチ上で歓喜の涙を流した。筒井珠生主将(6年)も「チームが1つになって、スローガンの『全力』でプレー出来たことが良かった。すごく楽しかった」と優勝カップを高々と掲げた。

ワセダクラブ(東京)と豊橋ラグビースクール(愛知)が3位となった。