日本ボクシング連盟は、東京五輪アジア・オセアニア予選(3月3~11日)に向かう日本代表陣の出発を予定より早める方針を、24日に固めた。

開催地のヨルダンが新型コロナウイルスによる影響で、日本を含めた感染者の多い国の入国制限を行う恐れが出てきたため。菊池浩吉副会長は「昨日から情報を受け、1日でも早い入国を目指すことにしました」と説明した。五輪を目指す男女11階級の日本代表は、28日に日本をたつ予定だったが、「25日から選手を優先的にヨルダンに派遣して、コーチ陣も順次入国させる予定」だという。

予選では上位4~6人が得る枠を目指し、獲得者が代表に内定する選考方法をとっている。予選は当初は2月に新型ウイルスの発生源である中国・武漢で開催される日程だったが、3月にヨルダンの首都アンマンでの開催に変更になった経緯がある。同副会長は「14日間の隔離をされれば、予選には間に合いません」と懸念した。