男子90キロ級で19年世界選手権銀メダルの向翔一郎(ALSOK)は“凡ミス”で銅メダルとなったが、五輪代表入りは濃厚となった。

アゼルバイジャン選手との準々決勝で、両者指導2で迎えた延長3分過ぎ。「待て」がかかり畳に戻る際、審判の許可なく自ら帯を解いた。時間稼ぎと判断され、3つ目の指導をもらい反則負けとなった。「言い訳してもただの負け犬の遠ぼえ。五輪出場が目的ではなく、優勝することが目標だから先を見てやるだけ」と前を向いた。