2月26日、F1の2020年開幕前テスト2回目の初日が行われ、アルファロメオのロベルト・クビツァがトップタイムを記録した。アルファロメオのテストドライバーに就任したクビツァは、自身が担当した午前中に最も柔らかいC5タイヤを履いてタイムアタックを行い、1分16秒942を記録した。

レッドブル・ホンダは午前中にサスペンショントラブルが発生し3時間弱をロス。アレクサンダー・アルボンは29周しか走ることができなかった。午後を担当したマックス・フェルスタッペンは順調に走行を重ね、3段階硬いC3タイヤながら0・405秒差の1分17秒347を記録して2番手につけた。残り5分でスピンオフしてストップしたものの、84周を走り込んだ。

ホンダのパワーユニットにトラブルはなく、アルファタウリも含めテスト1週目に使用したパワーユニットをそのまま継続使用し、セッティングと耐久性の確認作業を進めている。

メルセデスAMG勢、フェラーリ勢はテスト1週目のデータを元に煮詰めたセットアップの確認作業に専念し、タイムアタックを行わなかったためルイス・ハミルトンの6番手が最上位。

開幕前テストは2月28日まで3日間にわたって行われ、これが終わるとF1サーカスは開幕戦オーストラリアGPへと向かう。(米家峰起通信員)