スーパーラグビー(SR)の日本チーム「サンウルブズ」が28日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、3月に予定していた国内開催2試合をオーストラリアで実施すると発表した。

8日の大阪・花園ラグビー場でのブランビーズ(オーストラリア)戦は同6日現地午後2時45分からウーロンゴンのWINスタジアムに変更。同14日の東京・秩父宮ラグビー場でのクルセイダーズ(ニュージーランド)戦は、同日にブリスベンのサンコープスタジアムで開催され、開始時間は未定。

両試合ともに既に1万枚近く販売されていたが、代金を払い戻して対応する。返金方法の詳細は、今後約2週間をめどにサンウルブズ公式ホームページで発表する。

27日に都内で取材に応じた渡瀬裕司代表理事CEOは、大久保直弥ヘッドコーチ(HC)を通じて選手たちに状況を今後伝えると説明。苦渋の表情を浮かべながら「予期しないことが待ち受ける。『これもスーパーラグビーだ』」と受け止めた。数年前に選手たちへうなぎ料理を振る舞ったことを明かし、今後の状況次第で海外遠征が続くチームを激励に訪れる。