女子オムニアムには金メダル候補の梶原悠未（22＝筑波大）が登場する。昨年の世界選手権では惜しくも4位に終わった悔しさを糧に、今季W杯では2大会連続で金メダルを獲得してきた。日本の自転車史上初となる世界女王の座を射止める。

 

◆オムニアムとは　1日で中距離4種目を戦い、合計ポイントを争う。途中でリタイアはできない。女子は梶原悠未が金候補。男子も橋本英也にメダルの期待大。五輪ポイントも男子が6位、女子が4位と出場枠獲得圏内。

4種目は次のとおり。

＜1＞スクラッチ　男子10キロ、女子7・5キロでの着順を争う、トラックの個人ロードレースのイメージ

＜2＞テンポレース　＜1＞と同じ距離で、毎周回、1位選手に1点が加算。

＜3＞エリミネーション　2周ごとに最後尾が脱落、残り2人になるとスプリント勝負で着順を決めポイントがもらえる。

＜4＞ポイントレース　男子25キロ、女子20キロ。10周ごとに1位5点、2位3点、3位2点、4位1点が加算。最後は得点が倍に。さらに、周回遅れにすると20点加算できるが、周回遅れになると減点も。＜1＞～＜3＞のポイントを持ってスタートするため、必ずしも1着でゴールしなくても最終順位が決まる。ライバルのポイントを計算しながら仕掛ける駆け引きにも注目。