スポーツ仲裁裁判所(CAS)は28日、競泳男子の12年ロンドン、16年リオデジャネイロ両オリンピック(五輪)金メダリスト、孫楊(中国)によるドーピング検査の妨害疑惑で同選手の違反を認定し、8年間の資格停止処分を科すと発表した。

処分期間は28日からで東京五輪は出場できない。18年9月に孫楊の自宅で抜き打ち検査の際、同選手の警備員が血液検体の容器を壊したとされる。ただしCASは前後の検査では陰性だったことなどを考慮し、200メートル自由形を制した19年世界選手権の成績は無効にはしなかった。同種目で2位だった松元克央が1位に繰り上がれば、日本水連の選考基準で東京五輪代表に決まっていた。