全日本ジュニア王者で、冬季ユース五輪ローザンヌ大会の金メダリスト、鍵山優真(16=星槎国際高横浜1年)が、SPでジュニアの自己ベストとなる85・82点をたたき出し、首位に立った。

冒頭の3回転ループを決めた後、2本目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が抜群の出来。出来栄え点(GOE)が速報値で3・20を稼ぐなど華麗に着氷した。

シニアの全日本選手権、4大陸選手権ともに3位の好成績を収めた有望株。「自信がついた。堂々と演技できると思う」と話していた通りの滑りで、後半に持ってきた3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプも成功。技術点46・93点、演技構成点38.89点。フィニッシュを決めるとホッとした表情で右胸を押さえ、得点を待つ間も佐藤操コーチと納得の表情。ジュニアでは過去最高となる出来で笑顔になり、首位でフリーに弾みをつけた。