ジュニアグランプリ(GP)ファイナル優勝のカミラ・ワリエワ(13=ロシア)が、ジュニアのSP世界最高得点を記録した。74・92点をマークして首位発進。シニアを含めても13番目の得点となった。

またもエテリ・トゥトベリゼ・コーチの門下生が大舞台に足跡を残した。18年平昌五輪金メダルのザギトワ、今季シニア1年目で快進撃を続けるコストルナヤ、シェルバコワ、トルソワらと同門。ワリエワは冒頭で3回転ループを決めると、ダブルアクセル(2回転半)に成功。演技後半のルッツ-トーループの連続3回転は両手を挙げながら、質にこだわる姿勢を見せた。

3つのスピンとステップは全て最高のレベル4。しっとりとした曲調の演目を全身で表現し、演技構成点も5項目中4項目で10点満点中の8点台を記録した。

22年北京五輪は年齢制限をクリアし、15歳で迎えることになる。4回転トーループも習得済みの新星は、勢いをつけて7日のフリーに向かう。