柔道の創始者、嘉納治五郎の孫で全日本柔道連盟元会長、講道館名誉館長の嘉納行光氏が8日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。87歳。東京都出身。自宅は非公表。

葬儀・告別式は近親者と講道館関係者のみで行われる。

嘉納治五郎の次男、履正氏の長男として生まれた。学習院大を卒業後、会社勤務の後、1980年に父の後を継いで講道館館長、全日本柔道連盟会長に就任した。2009年に上村春樹氏にその座を譲った。嘉納家の一族として最後の講道館館長だった。

山下泰裕・全日本柔道連盟会長の話 突然の訃報に際し、驚きと悲しみがやみません。私が現役時代から、いろいろとご指導いただいた。非常に残念だ。講道館から嘉納家の名前が消えるが、その精神は受け継いでいかなければならない。東京五輪で日本選手の雄姿を見ていただきたかった。(共同)