全仏の日程変更に、全米が痛烈な皮肉で対抗だ。テニスの4大大会で、8月31日に開幕予定の全米を主催する米国テニス協会は18日、「現在、日程の変更を言及する時期ではない」と声明を出し、今のところ通常通り開催することを表明した。

しかし、「予測不可能なこともあり、日程を動かすオプションも視野には入れている」とする。ただ、「どのような決断も、一方的に決めることはない。他の4大大会、ITF(国際テニス連盟)、ツアーを統括するATP(男子プロテニス協会)、WTA(女子テニス協会)などと綿密な協議を重ねる」とした。

これは、17日に、全仏が日程を5月から9月に変更したことを皮肉ったものだ。選手らによると、全仏の日程変更は、選手だけでなく、ATPやWTAなども、全く知らされていなかったという。フランステニス連盟の独断らしく、米国テニス協会は、そのやり方をやゆしたのだ。