テニスの統括団体、国際テニス連盟(ITF)に加え、ツアーを統括する男子プロテニス協会(ATP)、女子テニス協会(WTA)の3団体は18日(日本時間19日)、新型コロナウイルスの影響で、6月7日まで、大会の開催を取りやめると発表した。

これまで、男子のATPツアーおよびツアー下部大会は4月26日まで、女子のWTAツアーは5月3日までの大会開催取りやめを発表していたが、これを延長する形となった。これにより、6月7日まで、テニスの国際公式大会は、全世界ですべてストップする異常事態となった。

この決定で、4月から6月までに行われる予定だった恒例のクレー(赤土)コートを中心としたシーズンはなくなった。赤土最高峰の舞台で、4大大会の全仏(パリ)は、すでに9月への延期を発表している。また、6月29日に開幕予定のウィンブルドン(ロンドン)、8月31日から予定されている全米(ニューヨーク)は、今のところ通常日程での開催を公表している。