バレーボール女子のVリーグ姫路は31日、元日本代表の竹下佳江監督(42)が退任し、取締役球団副社長に就任したことを発表した。20-21年シーズンの新監督には、コーチを務めていた中谷宏大氏が就任する。

竹下監督は16年に女子初のプロチームとして立ち上がった姫路の監督を務め、3年で日本最高峰のV1リーグへ引き上げた。20年度からはフロントとして、運営推進の一端を担う。

竹下監督、真鍋政義取締役球団オーナーのコメントは以下の通り。

◆竹下監督 監督のオファーをいただいた当初は選手もいない状態で、ベース作りからV1リーグの舞台で戦えるところまで持っていくことが使命だと思っていたので、4年間やり切ったという気持ちが大きいです。

プロチームとしての選手の育成やスポンサー営業なども経験して、チーム、フロントが1つになって成長でき、かけがえのない時間を過ごせたと感じています。

選手たちには、後悔のないように、戦う集団であってほしいと思うので、今後はフロントの立場からチームを支えていきたいと思います。

◆真鍋取締役球団オーナー 監督の竹下には、チーム立ち上げから3年というスピードでV1リーグで戦えるチームを形成してくれたことに感謝しかありません。

彼女のこれまでの経験のたまものと感じますし、選手やスタッフとのコミュニケーションや視野の広い行動で監督業をよく務めてくれたと思います。

彼女が築いたベースからさらにチーム力を向上させ、日本代表となる選手やスタッフを輩出できるよう、バレーボールを夢のあるスポーツにできるよう努めたいと思います。