バスケットボール男子Bリーグの大阪エヴェッサは2日、選手1人に新型コロナウイルスの陽性反応が確認できたことを発表した。

インターネットで記者会見した安井直樹代表取締役は「本人の希望により、プライバシー保護のため。ご理解いただきたい」と感染者の選手名は公表せず。当該選手は1日にPCR検査を受け、陽性判定が確認された。

会見ではこの日陽性反応と発表された選手とは別の5選手が、24日に大阪市内の飲食店で行われた会食に出席していたことも明かした。会食は5選手と、選手の知人ら7人の計12人で行われ、一般人のうちの1人は、28日に新型コロナウイルス感染が分かったという。

安井代表取締役によると「タイミングにもよるが、1回でも体調の異変を訴えたのは5名中5名」と5選手の現状についても言及。PCR検査については「保健所に問い合わせている。ただ、こちらでコントロールはできない。1名については本日(検査日が)確定したと報告を受けている。残りの4名は検査日が確定していない」と説明した。2日までに体調不良を訴えた選手、スタッフらの総数は10人という。

Bリーグは3月27日にポストシーズンを含む、残りの全試合中止を決定。大阪の阿部達也ゼネラルマネジャーは「まずは当該選手の早い回復を祈っている。体調が優れない選手、スタッフが数人いる。まずは体の管理を優先したい。皆さまが安心して応援できる、選手が健康でプレーできる場を用意したい」と思いを語った。【松本航】

 

▽Bリーグ大河正明チェアマン 体調不良の選手の容体がこれ以上悪化しないこと、そして早期の回復を祈っております。