ラグビーのトップリーグ(TL)の三菱重工相模原は3日、所属選手が新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たと発表した。TL選手で感染者は初めて。

三菱重工本社の広報担当者によると、選手は相模原市の三菱重工エンジン&ターボチャージャに勤務する社員。先月30日午前に出勤し、午後に体調不良を訴えて夜に発熱した。1日にPCR検査を受けて、夕方に陽性判定が出た。現在、医療機関に入院中で、投薬治療などの処置で容体は安定しているという。命に別条はない。

1月に開幕したTLは新型コロナウイルスの感染拡大などの影響により、15節中6節しか消化出来ず中止となった。チームも3月15日から全体練習を休止。当該選手の職場同僚に自宅待機者が出ているが、チーム関係者との接触はないという。チームは公式HPで「今後も選手、スタッフ全ての関係者の安全確保を最優先に、体調管理に万全を期していきます」とコメントした。