関西学生アメリカンフットボール連盟は7日、新型コロナウイルス感染の拡大を受け、春季シーズンの全試合を中止すると発表した。これを受け、関学大がこの日、5月30日に予定していた2年ぶりの日大との定期戦中止も発表した。18年に定期戦で日大の悪質タックル問題が発生して以後は取りやめていた。

関学大は「昨年末に(日大側から)定期戦再開の要望があり、弊部として昨シーズン終了後に部内で検討した上で、再開の意思を決めた」。両大学で、3月20日に正式な合意に至ったという。ところがその後、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、ついに一部都府県で緊急事態宣言が発令されるに至った。

これらのことから「コロナウイルスの状況もあり、公表の時期などについて双方で相談していたところでした。本日の連盟の発表により、今春の試合はすべて中止となりましたので、定期戦も不開催となります」と、経緯を明らかにした。