「ビリーズブートキャンプ」ならぬ「ライナーズブートキャンプ」の始動だ。ラグビーで今季のトップチャレンジリーグ(トップリーグ2部相当)を制した近鉄が、11日午後1時から公式インスタグラムでファンを巻き込んだ企画を始める。

リアルタイムで動画を配信する「インスタライブ」にフッカー高島卓久馬(31)が登場。室内でできるトレーニングを行い、他の選手も次々と入れ替わりで参加していくという。

新型コロナウイルスの感染拡大により、大阪も緊急事態宣言の対象となった。選手たちはオンラインで「自分たちにできることはないか」「子どもたちから主婦まで、楽しめることを提供できないか」「見ているだけでも面白いことをできないか」と意見を交換。日々のトレーニングを活用し、SNSを使いながらファンと交流できる企画を発案した。

10日にはインスタグラム上に、ファンへのメッセージ動画を掲載。各選手が発した言葉を、順番につなげていく工夫を凝らした。聖地花園を拠点とする名門が、フィールド外でも存在価値を示していく。【松本航】