全日本柔道連盟(全柔連)は13日、新たに職員4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。4人は男性2人、女性2人で全柔連の感染者は16人となった。

全柔連は東京・講道館内の事務局を3月30日から閉鎖するなどの対策を講じたが、翌31日に事務局で会議を実施。12日に陽性が判明した中里壮也専務理事を含む複数の職員が出勤していた。クラスター(感染者集団)が発生し、この日までに、職員38人のうち6割以上の25人が発熱症状を訴え、18人がPCR検査を受けた。3人は陰性が確認され、中里専務含む16人が陽性だった。全柔連の山下泰裕会長は「感染拡大防止の対策は早期に講じてきたが、このような結果になり、運用面が不十分であったと反省しています」とコメントした。