「トモさん」がまさかの電撃参戦! ラグビーで今季のトップチャレンジリーグ(トップリーグ2部相当)を制した近鉄が25日、第3回となる「ライナーズブートキャンプ」を行った。

屋内でできるトレーニングを、チームの公式インスタグラムで生配信。そこに19年W杯日本代表として活躍し、今季限りで現役を引退したトンプソン・ルーク氏(39)がニュージーランド(NZ)から登場した。

まさに“電撃参戦”だった。午後1時から始まったトレーニング。その冒頭でフッカー高島卓久馬(31)が「スペシャルゲストがいます」と紹介した。画面に映し出されたトンプソン氏に「元気ですか~?」とあいさつ。日本中から「トモさん」と親しまれる39歳は、お決まりの返事だった。

「ぼちぼちでんな~」

今季限りで現役を引退し、近鉄のアンバサダーに就任したトンプソン氏は「今、NZはロックダウン。みんな頑張っている。コロナに負けられない」とコメント。最近は午前6時に起床し、ロードバイクで運動した後に、子どもたちと朝食をとっているという。その後は牧場の作業に入り、鹿300匹、牛6頭の世話。ファンに向かって画面越しに笑顔を見せながら、高島と一緒に汗を流した。

近鉄では4月11日から「ビリーズブートキャンプ」ならぬ“ライナーズブートキャンプ”を始動。選手たちがオンラインで「自分たちにできることはないか」「子どもたちから主婦まで、楽しめることを提供できないか」「見ているだけでも面白いことをできないか」と意見を交換し、毎週土曜日にインスタグラムでトレーニングを行っている。