錦織、1勝1敗でのスタート! 男子テニスで、日本のエースの錦織圭(30=日清食品)は27日、新型コロナウイルスの感染拡大で5月の開催が中止となったマドリードオープンが主催するオンラインゲーム「マドリードオープン・バーチャルプロ」大会に出場。1次リーグ3組に入った錦織は、まずステファノ・シチパス(ギリシャ)と対戦したが、0-3で完敗発進となった。しかし、続くフランシス・ティアフォー(米国)との対戦では3-0と快勝。第1日を1勝1敗とした。28日にはファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する。

錦織は、オンライン上で自身にそっくりな本人を巧みに操り、得意のドロップショットも連発した。実際の試合とは違い、試合中は錦織だけでなく、参加した選手は常に笑顔。新型コロナで外出もままならない中、ゲームでの対戦を楽しんだ。

今大会は、ゲームソフト「テニスワールドツアー」を使用。各選手が自宅から参加し、ラケットをゲームコントローラーに持ち替え優勝者を競う。男女各16選手が4組に分かれ、27、28日に1次リーグを行う。試合は3ゲーム先取で、3ゲームオール後はタイブレークだ。各組上位2人が29日の準々決勝に進み、トーナメント方式で優勝を決める。優勝者は賞金から、ツアーが中断しているため生活に苦しい下位選手に寄付をする。

参加選手は、男子では錦織に加え、実際のマドリードオープンで最多5度の優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)、4大大会3度の優勝のアンディ・マリー(英国)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)ら。女子は、4大大会3度の優勝のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)、19年全米優勝のビアンカ・アンドレースク(カナダ)ら。

また、今大会は、WOWOWメンバーズオンデマンドでライブ配信される。