東北運動記者会は1日付で、2019年度の「東北運動記者会スポーツ大賞」に男子バドミントンの桃田賢斗(25=NTT東日本)を選出した。前年度に活躍した東北ゆかりのアマチュア選手・チームから、加盟38社(新聞・通信社20社、放送18社加盟)の投票(1社2票)を基に選出。今年が19回目で、桃田は投票総数61票中で最多の13票を獲得し、初選出された。

桃田は香川県出身。中学、高校は福島県で腕を磨いた。富岡一中では全国中学V、富岡高では3年時に全国高校総体でシングルスを制し、世界ジュニアでも日本勢初の世界王者に輝いた。卒業後は社会人に進み、昨年まで世界選手権を連覇するなど男子シングルスのエースとして活躍。昨年は11の国際大会で優勝し、現在は世界ランク1位に君臨する。

桃田は所属先を通じ「日ごろから支えてくれているファンの皆さま、スタッフ、チームメート、周りの方々のおかげで受賞できたと感じております」と喜びのコメントを寄せた。そして新型コロナウイルス感染拡大という現状を受け、「アスリートとして少しでも皆さまにできることを僕自身考えて行動していきます。そして、東北の皆さまに夢や希望を与えられるような存在になれるように、日々頑張ってきます」と、

また、次点の得票2位(8票)にはロッテ佐々木朗希投手(18=岩手・大船渡)が入った。163キロという規格外の速球で全国的な注目を浴び、昨夏の高校野球岩手大会でチームを準優勝に導いた。以下は<3>永原和可那・松本麻佑ペア(秋田・北都銀行、バドミントン世界選手権の女子ダブルスを連覇)7票<4>仙台育英(宮城)陸上部(全国高校駅伝で26年ぶり2度目の男女アベックV)6票<5>青森山田高サッカー部(高松宮杯U-18プレミア優勝)5票。