プロバスケットボールB1レバンガ北海道の折茂武彦(49)が3日に行った現役引退会見を受け、関係者や選手らがSNSでねぎらいや感謝の言葉を送っている。

Bリーグの立ち上げに尽力し、初代チェアマンを務めた川淵三郎氏は4日、自身のツイッターに「長い間日本のバスケットボール界を牽引してくれてお疲れ様でした。代表のエースとして活躍していた時代、バスケと言えば折茂でした」と投稿。北海道に移籍することを知ったときには「何で?と思った記憶があります」と振り返り、「そこで経営者としての手腕を発揮された事で今のクラブの存在があります。今後は経営者として日本一へ!!」とエールを送った。

選手も次々と反応した。日本代表主将を務める篠山(川崎)は日大卒で、折茂の後輩にあたる。バスケ少年時代に折茂のプレーを見て、「ウワッ!トヨタノオリモスッゲ!! て小学生の頃友達と言ってました」とツイッターで述懐。川崎入団後、緊張しつつ初めてあいさつした思い出にも触れたあと、「折茂さんと同じコートに立てたことは僕の誇りです」と投稿した。

B1宇都宮は引退会見に合わせ、「レジェンド #9 折茂武彦氏に捧ぐ」とユーチューブに特別動画をアップ。出演した日本代表の田臥は、通算1万得点の金字塔を打ち立てた折茂のすごさをプレーヤー目線で口にし、「シュートを打つこと、得点を取ることに、あれだけこだわり、貫いた選手はいない。ガードとしても、ああいうシューターにパスを出したいと思わせる選手」と絶賛した。

選手兼社長として活躍した折茂同様に、B1京都の岡田は、現役選手でありながらバスケットチーム(3人制)を共同経営する。4日早朝にツイッターを更新し、「多くの選手が長くプレーするための目標に思っていましたし僕もその一人。偉大な記録を塗り替えられる選手は今後もそうそう出てこないと思います」と、偉大なプレーヤーを称えた。