バドミントン男子シングルスの桃田賢斗(25=NTT東日本)が5日、マネジメント会社「UDN SPORTS」のインスタライブを行い、視聴者からの質問に答えた。バドミントンに関する一問一答は以下の通り。

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-昨日緊急事態が延長となったが。

桃田 今の状態が落ち着いたら、子どもたちといろんなコミュニケーションとれたらいいと思っていたけど。家にいるのも大事だし、みんなでここを我慢してもらって、また自分の方から呼びかけできたらいいかなと思う。

-インスタライブをやろうと思ったきっかけ。

桃田 みんな窮屈な生活をしていると思うし、自分も結構外出できないストレスもあるので、同じ時間を共有したいなと思って。

-コートのカバリングできる範囲を広げたい。オススメの練習方法。

桃田 シャトルを打たずにコートの中を動く。地味な練習だけど、すごく大事。勝ちたい相手を想定して動くとより実戦に近いカバーリングの練習になる。自分がやるときは、自分自身が相手という想定でやっている。

-スマッシュスピードを上げるには。

桃田 強い球を打つときに力んで振る人がいるが、シャトルがあたるインパクトの瞬間だけ力を入れる。早く決めたくて力んでしまうとミスをしてしまう。常に脱力から全力。

-緊張はするのか。

桃田 めちゃくちゃ緊張する。吐きそうになることもあるくらい。

-2セットで力を使い果たしてしまって体力がなくなる。試合配分がうまくいかない時にはどうすればいいか。

桃田 1ゲーム目で勝っても、2、3ゲーム目取られたら負け。1ゲーム目のクオリティーを続けられるように練習するだけ。練習はウソつかない。

-中体連がなくなって落ち込んでいる。モチベーションを保つにはどうすれば。

桃田 目標に毎日頑張ってきたのであれば、その時間は無駄ではない。バドミントンだけでなく、人として積み上げているものもある。今後につながるので、高校生になったときのために、頑張って欲しい。自分も試合がないけど、バドミントンを極めることをモチベーションにやっている。それを感じられたら楽しくなると思う。

-桃田選手は同じ体勢でどこに何を打つのか分からない。そのようにできるには。

桃田 基礎打ちをどれだけ意識してやっているか。打つ瞬間もラケットの真ん中で打つことや、ネットすれすれを意識しながらやる。いろんな人の試合を見て研究して、やりたいと思ったら練習する。

-ジャンピングスマッシュがうまくなるには。

桃田 シャトルの落ちてくるタイミングに合わせてしっかり飛べるか。余裕を持って落下地点に入ることが大事。窮屈だと失敗する。フットワークも大事。

-桃田選手にとってバドミントンとは。

桃田 自分はバドミントンしかできないし、応援してくれる人たちに対して、自分を表現して気持ちを伝える。感謝を伝えるためにプレーする。