現役引退会見を3日に行ったプロバスケットボールB1レバンガ北海道の折茂武彦(49)が8日、インターネット会見に応じ、肺疾患を抱えながらプレーしていたことを明かした。

病名は間質性肺病変で「これがひどくなれば、間質性肺炎という難病になる」と説明。今季開幕前に疾患が判明したが「それほどプレーには影響はなかったし、生活をしていくうえで厳しいことはなかった」。現時点で「片方の3分の1程度が壊れている」と説明した上で、「それほど深刻な状況とは捉えていない」と語った。

折茂はこの日、オンラインで開催されたBリーグアワードで功労賞を受賞。「名誉ある賞をいただき、あらためて関係者や応援してくれた方々に御礼申し上げます」と感謝した。ゲスト出演した日本代表候補の竹内公輔(宇都宮)、竹内譲次(A東京)ら親交の深い7選手と思い出話に花を咲かせ、笑顔と涙を浮かべた。

93年に日本リーグのトヨタ自動車入りし、日本代表としても活躍。07年にレラカムイ北海道に移籍し、11年にレバンガ北海道を創設。通算1万得点を挙げるなど経営者兼選手として活躍し、昨年9月に今季限りでの引退を表明した。今後は社長業に専念する。【奥岡幹浩】