全国制覇58度を誇る能代工(秋田)バスケットボール部の小野秀二ヘッドコーチ(62)が11日付で退任したことが14日、明らかとなった。後任には元コーチで現在は同部顧問の佐々木信吾氏(47)が就任。休校明けの11日から指導を開始している。

同校としては佐々木氏が指揮を執り、小野氏も外部コーチとして指導する2人での新体制で進める予定だったが、説明不足な部分も多かった。16日には父母会を開催し、荒川正明校長から正式に説明する予定だ。

小野氏は高3時に同校初の高校3冠を達成。指導者としては男子日本代表も務めるなどの経験も生かして、古豪復活の兆しを見いだしてきた。佐々木氏も同校OBで、指導していた平成(秋田)では16年に能代工の全国総体48年連続出場を阻止した実績もある。