ラグビー元日本代表で代表歴代最多の98キャップを誇る「ラグビー界の鉄人」ことロック大野均(42=東芝)が16日、同僚で19年W杯日本代表フランカーのリーチ・マイケル主将(31)の優しい人柄を語った。

ラグビージャーナリストの村上晃一氏とともに、「カンタベリージャパン」が企画したインスタグラムライブに参加。酒豪で知られる大野は、リーチの酒にまつわるエピソードを紹介した。08年11月の米国戦後、名古屋市内の飲食店で選手らとリーチの代表初キャップを祝った際、リーチが飲みすぎて店内で嘔吐(おうと)してしまったという。「あの時、リーチは限界だったが、すぐに店員さんからモップを借りて、自分で掃除していた。その姿を見て、真面目で良いやつだなと思った。周りの気づかいもできるし、たまの天然も良い」と闘将の人柄を絶賛した。

大野は日本ラグビー界を代表する酒豪。15年W杯代表合宿では深酒が厳禁だったが、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチから「均ちゃん(愛称)は酒がガソリン」と唯一飲酒を認められていた。現在も休肝日は「試合前日のみ」と決め、それ以外は飲酒しているという。